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2014年10月 5日 (日)

古いラジオの修理:TRIO FMステレオアダプター AD-5調整

今回の古いラジオ関連の修理は TRIO FM ステレオアダプター AD-5

真空管でのFMステレオ復調が好みのお客様からの オーバーホール、調整、計測修理の依頼です。

外観

Ad5mpx

このアダプターの入力端子はFMチューナーのマルチプレックスアダプター出力に接続します。

パイロットキャリアを含んだ音声信号がマルチプレックス回路を通り、FMステレオが復調され、L(A)、R(B)の音声信号が出力されます。

・清掃 (錆も落とします)

修理前(清掃後)

Ad5r_2

・リーク、容量抜けしているコンデンサーなどを交換 

・現状計測  (計測器からFMステレオ信号を出して回路の動作をオシロで計測)  

・部品交換修理 (今回はオイルコン全数をフィルムコンデンサーに交換 信号系 電解コンデンサーを交換)

・調整、計測 (計測器からFMステレオ信号を出して回路の動作をオシロで計測)

・エージング

・計測、視聴、補正 

修理後

Ad5n

デイメンジョンボリウムのセンターがずれているため補正しました。

コンデンサーの交換により歪みも抑え込めました。

シンプルな回路で構成されていますが この機器は写真に見える ゲルマニウムダイオ

ードがキーデバイスだと感じました。

 

今では FMマルチプレックス回路は FMラジオや FMチューナーに内蔵されているのが当たり前ですが 当時は FMステレオを好む方はこのアダプターを買うことでFMステレオが聴けたのです。

 

余談ですが 今回は 1970年製の機器で 私が10歳の頃に発売された機器の調整でした^^

10歳というと電気に興味を持ち始めた時期です。 当時はジャンクというと真空管しかなく

真空管テレビや真空管ラジオの部品を使い ほしい回路を半田付けして組み立てていたものです。 

当時 トランジスタは主流はまだ ゲルマニウムでした。 

ラジオキットなどは ゲルマニウムトランジスタのラジオがありましたが 真空管もまだ使われていた時代です。

後にシリコントランジスタ、FETになり 電気的特性は良くなりましたが 出てくる 音 としては どうなんでしょう。 原音忠実再生は 永遠の課題かも知れません。

歳をとると 曲によっては真空管のほうが良い場合もあるなと思ったりもします。

音 を聞きたいのか 曲を聴くのか でも変わります。

新しいものが良いと思いこむのではなくて 曲や用途で 真空管の機器も 使い分けると心(気持ち)のゆとりが出るかも知れません。ね。

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