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2013年9月22日 (日)

古いラジオの修理 (ゼネラル MT管 5球スーパー)

お客様から 亡くらなられたお父様が使われていた 古い真空管ラジオの修理の依頼がありました。記事の掲載許可をいただきましたので紹介します。 

キューイーエルでは転売目的の耐用年数を超えているものは修理致しませんが 形見の品物の修復 博物館の保管用の機器の修復 などは協力させていただいております。(当方は製品の開発経験がありメーカーの意向も製品によっては耐用年数があり製品そのもののライフとして自然淘汰が当然と考えるため)

今回のラジオは ゼネラル 5球スーパー ミニチュア管(MT管)のラジオです。

1ab

各部清掃、接触不良箇所修復、真空管の足研磨のあとSG、オシロ、スペアナ、DVMを使い各部電圧計測で真空管がきちんと動き始めたのを確認した後、信号波形、局発の周波数と周波数安定度の確認と調整。

低域の音が出ないため故障解析、信号系のオイルペーパーコンデンサーのうち 容量抜けとリークが認められるものをフィルムコンデンサーに交換して低い音も出るようになりました。

Raji3

外観など一部塗装はがれ部分の下地処理と修復塗装などを行い修理完了しました。

 

修理後の外観

Raji

しばらく 地元のAM局を聞いてみましたが 真空管ラジオ 少し遠くで聞いても良く聞こえて良い音、何となくいいですね。 省エネには反しますが 他をLEDにしても ラジオは真空管で などという贅沢も悪くないでしょうね。(トータルで省エネを目指せば)

余談ですが 私が真空管の仕組みを覚え真空管ラジオを修理していたのは 小学生から中学生の頃です。(昭和47年頃) 当時はST管のラジオやアンプは捨てられ MT管、GT管の機器はまだ使われ トランジシタのラジオやアンプが成長してゆく時代でした。回路や定格などの情報は近年のようにネット上にはありませんし 近くにはラジオや無線の回路に詳しい方が居ませんでしたから 電子部品を売っているお店や近くの本屋で買う本が頼り 初歩のラジオ や ラジオの製作 などの本を読み独学でした。 (今思うと 何でも聞けてしまったら 応用出来ないですし。勘所を覚えて居なかったかも知れないなと感じます。) 当時の思い出では 放送係でアンプの修理などもしました。 当時の放送アンプや音楽室のステレオのアンプは6CA7(EL34)や 6V6 6L6 などGT管のプッシュプルが使われていました。 

アマチュア無線の免許を受けるまでは(アマチュア無線開局は昭和50年 バンドは6m SSBでした) 受信のみでしたので 壊れたラジオを直したり 壊れたラジオやテレビの部品で短波の受信機に作り直したりしたものです。無線やラジオのSWL アマチュア無線 が下火になり 近年の何でも買えば使える現代では想像も付かないかも知れません。

アマチュア無線や修理や自作したラジオ、または自作したアンプで音を聞くなどの趣味は完全には無くなって欲しくないなと感じます。 

趣味をする場合。考えているだけではだめで、本で勉強するなど始めないと始まらないものですが 真空管回路は高圧がかかっておりまずは 高圧の怖さを知ることをクリアしてからでないと危険です。 はじめて感電したときが大事故だったら怖すぎますから。 真空管回路を覚えるには低電流のものから始めると良いです。 今回のAMラジオのようにトランスレスのラジオはトランスで電流を制限されないので注意が必要です。当時はトランスが高価なのでこのような構成だったのでしょう。 コストのために部品を省くわけですがそのアイデイアは良いものもありますが欠点も出てきます。

余談 終わり

今回は 昔を思い出して大切に使われているラジオの修理できました。

真空管ラジオの回路修理で 秋のお彼岸前に 1つの供養ができました。

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