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2006年12月14日 (木)

スピーカーケーブル選び

オーデイオのカテゴリーで オーデイオの部品について 少しずつ書いてみたいと思います。

スピーカーケーブル 

オーデイオのスピーカーケーブルは 様々なものが発売されています。 ケーブルは 単に アンプとスピーカーを接続するものですから 本来は無いほうが音に色づけなく 良いのですが アンプの電力をスピーカーの位置まで運ぶ関係で無くてはならないものです。ケーブルはできるだけ色づけが無いものを選びます。音に色というのも変ですが 一般に音の聞こえ方、鳴り方を音色と言います。 いわば音の色ということです。この聞こえ方は何色などと 自分で決めて考えてみると楽しそうです。音を 楽しむのが 音楽です。 自作オーデイオについても 他人が良い音ではなく メーカーでは無いのですから 万人向けの音でもなく 自分の好みの音を探しもとめるのが良いと考えます。

スピーカーユニットを買うとついてくるケーブルは細いですが スピーカーのパワー相応のものが多いはず、市販のものは様々なパワーに対応するため 様々な 太さ 材質 構造 絶縁材の種類 があります。

ケーブルを選択するうえで ケーブルの影響の度合いや 特性が決まるのはこの4つの要素の組み合わせですが 特に影響があるのは 太さ 材質 構造の3つです。

1.太さ

材質により単位面積の抵抗値x長さで決まる 抵抗値があります。 細ければ抵抗  値を持ち 太ければ抵抗値は低くなります。   パワーがあればあるほど この抵抗値による電圧降下のロスが効いてきますが 通常 部屋で軽く聞く1W-5W程度では あまり差がありません。 最近のローインピーダンスのアンプなどでスピーカーを鳴らす場合は、細いケーブルのほうが音が良い場合もあります。パワーを出さないのにむやみに太くしても効果はありません。負荷インピーダンスとケーブルの抵抗値の比で分圧されます。配線は長さに比例して抵抗が増えますから スピーカーが遠いために 配線を長くするのならば太いものを使い できるだけ抵抗値が増えないようにします。

高い周波数ほど遠くに伝達するとロスになります。 高い周波数ほど表面を通ろうとする性質があります。 広い帯域を通すにはできれば単線よりも多芯の撚り線が良い特性を示します。 

2.材質

一般の電線の銅 無酸素銅 などがあります。 材質により単位長さの抵抗値が異なります。 抵抗値が低いほど ケーブルの影響が減ります。 

ケーブルを長く伸ばせば伸ばすほど構造による影響が特性や音色に出ます。 広い周波数域を通過させられるものが良いとされています。 音の周波数帯の波長は非常に長いため 銅線または無酸素銅線であれば音には問題無いレベルかと思います。 銀メッキ線なども有効ですが めっき部分は抵抗値が低くても断面積は小さいので ハイパワーになればなるほどメッキではなく素材そのものの抵抗値が低いものを使ったほうがケーブルを通過した信号の周波数特性はフラットになります。

3.構造

ケーブルを長く伸ばせば伸ばすほど構造による影響が特性や音色に出ます。 オーデイオの場合 真空管アンプ以外では 低出力インピーダンスで スピーカーの8Ωなどとは アンマッチングでドライブをします。 そのためインピーダンスのアンマッチによる反射が必ず起きます。 波長は非常に長いために音が消えるような定在波は発生しませんが 進行波形と 反射波形との合成によって 音色に変化が生じます。 これは 周波数ごとに異なり 信号の波形ごとに異なるのでやっかいです。 つまり 平行線構造 よじり構造 同軸構造 編み組構造 などで アンマッチのスピーカー端に電送される信号が大きく異なります。 

私としては真空管アンプではマッチングが取れるのでほぼ何でもよく(抵抗を持つものは良くないが) 低インピーダンスの半導体アンプやOTLのアンプは 平行ケーブルではなくよじり構造が理想的だと思っています。

最近 タイムドメインで考える方法を提示しているメーカーもありますが 実際の音楽は インパルス的な音や正弦波に近い音、ゆっくりした周波数変化を伴う音 など スタート地点が一定ではない波形で、一定の音だけではないので すべてをタイムドメインで考えるのは無理があります。将来もっとすべての機器の動作が高速になったり 入力から出力まですべてがデジタル処理できるようになれば可能かも知れません。 (一般にデジタルアンプと言われているものはPWMアンプであってデジタルですべての音を制御しているデジタルアンプではありません。)

デジタルアンプなどデジタル化が進んでいますが Hifi再生は 今も30年前も変わりません。  良いソース 良い入力機器(CDなど) 良いアンプ 良いケーブル 良いスピーカー があって Hifiに近い(いくら頑張ったとしても元の音と全く同じにはならない)良い音が再生できます。 アンプはカタログデータの歪率の表などを見て歪み率が低いパワー領域で使い スピーカーもちゃんとストロークするパワー領域で使うと歪みが減り リアルな音がします。 

このブログのオーデイオでは 長いオーデイオ歴 アンプとスピーカーエンクロージャー自作歴(34年以上)の経験を生かし 今後も 一般家庭で普通に鳴らすことができる 1W-15W程度で 良い音を鳴らずことを少しづつ紹介してゆきたいと思っています。

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