« 最近のオーデイオに想うこと | トップページ | 真空管アンプ »

2006年3月26日 (日)

電気用品安全法と現実

電気用品安全法(PSE(Product Safety Electrical Appliance and Material) 法)

この法律、メーカーも経済産業省も恐れているのは 古い機器を一度のメンテナンスや掃除もなく 中古売買をして 10年以上も使い続け 部品の劣化に気が付かないまま使ったり(特に電解コンデンサ) いつのまにか貯まった湿度をもったホコリなどで漏電していてわからないまま火災などに至ることが怖いのだと思いますが、中古機器販売業者や中古品ユーザーとして見れば 厳しすぎる法律です。 中古機器屋さんでも掃除はしていると思うので通常の壊れていないものは問題ないと思うのですが。 問題はむしろホコリまみれでも使われているほうでは無いのだろうか。

法とは別に できれば定期清掃はしたいもの。ユーザー側は 特に和室で布団などのある部屋の綿ホコリや 土や砂ホコリのかかる部屋は砂鉄などが機器内に貯まり湿度を持つと導体化して漏電しやすいため 5年おき程度など 定期的に機器内部の掃除を電気屋さんに依頼したり 安全に自分で掃除できる方は自分で行うべきです。 しかし ほとんどしていないのが現状で、半導体やコンデンサが壊れたり 煙が出て初めてあわてる場合が多いのも事実。

私が修理するTVなども お客様は一度も掃除していないで7年以上もホコリまみれでひどいものが案外多いものです。ホコリの貯まり方を見ると 使い方で様々で年数だけではわからない面があり ホコリが貯まることを知らないというのは 怖いな と思う場合もあります。

古い機器の修理でも 基本はメーカー指定のパーツをメーカーから取って修理を行うのが普通です。メーカーの部品サポート年数を超えたものに対しては どうしても無く、同等のパーツ(互換パーツ)で治す場合もありますが 古すぎて部品を代替えするしかない場合などの中古機器の改造はメーカー指定のパーツを使わなかった時点でメーカーへのPL法が適用されなくなります。メーカー指定のパーツ以外で修理する場合も 違法ではありませんがそれ以降 依頼したり自分で作業する方(ユーザー)の自己責任となります。

特にPSEマークのない電源回路の修理は気を使います。 指定パーツが無い場合などに代替えを使うと代替えのパーツが正規のものよりも性能の良いものであることが必要です。耐入力が大きくても増幅度や電流の余裕度が異なっていたりして他の回路に影響を及ぼすなどもあるため代替えには注意が必要です。

知識や技術が不足している状態で修理や改良したものが原因で火災をおこしたりしないためにも 自分で修理する方は 部品を曲げたり調整を崩したりしない掃除の仕方、 素子の特性 電気用品安全法(PSE法)の検査基準や方法は知っておくべきです。 計測機器がないとか わからない場合は プロに依頼すべきです。

我々 修理を営む電気屋も PSE法の経過措置終了後 PSEマーク無し製品で 部品入手不可品を今まで通り修理をするかどうか検討中です。修理するにも修理者責任になるのでリスクが大きいのです。 内容を見ると 電源ケーブルなどもマーク無しでは販売できなくなります。(古い規格のものでも自社で計測してPSEマークを付け 責任が持てれば良いことになっていますが。。)

どうしても治したいビンテージ物などで 個人で使用する方からの修理依頼で 自己責任でお使いいただく場合はユーザーの承諾を得て修理を受けることが出来ますが 中古販売業者様などからの サポート切れ品の修理依頼は受けられなります。

|

« 最近のオーデイオに想うこと | トップページ | 真空管アンプ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 電気用品安全法と現実:

« 最近のオーデイオに想うこと | トップページ | 真空管アンプ »