現実的な音量で楽しめるオーデイオ
このブログでは 今後 現実的な音量で疲れずに楽しめる音量の1Wから15Wで楽しめる構成のオーデイオについてつぶやいてゆく予定です。
私は オーデイオの趣味を長くしていますが 電気や物理現象はほんと正直に働くものだと思って自作や使用、組み合わせ、改良をしています。
最近のオーデイオアクセサリーを見ると 利きそうにないものも見かけますが私は 基本的に使いません。 ケーブル、端子も一般用のものだけの使用です。 但し、接触不良についてはかなり気を使っています。 部品にお金はかけないが手間は惜しまないほうです。
オーデイオの基本形は リモコンや入力セレクトと録音出力を除くと
入力 - 音量コントロール - アンプ - スピーカー
電気信号 音波振動
です。
オーデイオを始めた当初、中学生当時の真空管アンプ自作の趣味当時から、この基本形をしっかりすることが 自分にあう良いものを選択するのが余分なアクセサリーやケーブルにお金をかけないで済む方法だと考えています。
トーンコントロールを使わないことでそれぞれの素質を素直に見るようにしています。
この基本形でさえなかなか完成は見ません。 何かの妥協は必要になるものですが 最もユーザーにとって影響力があるのは購入金額でしょうか。
最近は イコライザー DSP など 好みに合うように調整できる機能も多いものですが ほとんどは お金をかけられず妥協している部分を補正するために使っているように思えることがあります。
良いものは 性能をまず決めて 必要な費用をかけて良い部品をえらび、期間もかけて良い機器を開発して作れますが、先に販売する価格帯、期間がすでに決まっていてその価格帯で製品を作るという構想のメーカーはおそらく多くの面で妥協があるのではないかと思います。
そう考えると オーデイオセットは バブル期前後のものはかなり良いものが多く 当時のハイエンドモデルをきちんと整備して使うと最近の安価で省エネ最優先の機器よりは ずっと良い音を楽しめます。
気をつけたいのは 入力系はハイエンドで良いのですが アンプとスピーカーの組み合わせだけは どの音量で聞くのかで決めないと大失敗します。
1Wにも満たない音しか出せない環境(アパート住まいなど)の場合に 200W以上のアンプ + 耐入力100W以上のもの などを選んでしまうと その音量ではラジカセのほうが良いということになってしまう場合もあります。
本来は試聴して決めることが理想ですが 新品も 中古品も 試聴できるオーデイオ専門の店が減り 在庫や展示品も置かないお店が増えてしまい 試聴しにくい時代になっています。
気軽に聞ける環境があると良いのですが、現在のところ気軽に聞けるのはソニープラザなどのようなメーカーの展示場などでしょうか。
小さな音でも良い音で聞くための提言:
今手持ちのセットの アンプの歪み率カーブを見て 貴方は 最も歪みの小さな音量域が出るパワーでスピーカーを鳴らしていますか?
スピーカーの許容入力が大きすぎる場合 ダンパーなどはそれに耐えるものになっています。 当然ながら小電力ではドライブよりも制動が強い状態。そこにアンプの制動がつよいものを使っていませんか? 試しに ハイパワーすぎる場合 スピーカーに直列に4Ωから8Ω の 50W-100W程度の抵抗をつけてみてください。それで音が良くなるなら自分の聞ける音量とシステム選びの方法が間違っています。 例をあげると コンサートの音は良い。 これは すべてのシステムにおいてベストな領域で働かせているからです。
無駄のないオーデイオセット選びは 高級ならば良い音か? デザインが良ければ良い音か? 想定している音量が自分で聞く音量か? を評論や他の方の意見だけに頼らず自分で考えて判断することが重要です。
何が必要で 何が不要か 考えて スケールダウンしたり 省略してみるだけでも音が良くなる場合があったりしますよ。
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